ビジネス書作家として生計を立てられない理由
10万部以上のベストセラーともなると、 「執筆だけで食べていけるんじゃ?」と 言われることがしばしばあります。 しかし、それはほぼ不可能な事です。 本が売れなくなっている等、 理由はいろいろあるのですが、 本を出す側から見た理由の一つに、 年間に発行できる冊数に 制限があるのです。 法的な制限...

10万部以上のベストセラーともなると、 「執筆だけで食べていけるんじゃ?」と 言われることがしばしばあります。 しかし、それはほぼ不可能な事です。 本が売れなくなっている等、 理由はいろいろあるのですが、 本を出す側から見た理由の一つに、 年間に発行できる冊数に 制限があるのです。 法的な制限というわけではないのですが、 出版業界的には、同じ著者の本は 基本的に最低でも新刊が出てから 3ヶ月以上を空けて次の本を出す という暗黙のルールがあり、 それを元に考えると、年間で3~4冊 しか出す事ができなくなるわけです。 もちろん、暗黙のルールなので、 それに従わず、間隔を空けず 立て続けに新刊を出す事はできますし、 そのペースで書き続けられる 著者さんもいらっしゃると思います。 ただ読者の立場に立つと、 書店に行って同じ著者の新刊が2冊 あったら、ファンであれば2冊とも 買うと思いますが、そうでなければ どちらを買うかで悩んで、 結局どちらも買わずに書店を出る という事も十分に考えられるでしょう。 そんなわけで、年間に出せる新刊の数に 制約がある以上、収入に制約がある 事になるので、執筆だけで生計を 立てるというのは現実的ではなくなるのです。 ただ、年間で3~4冊位までに しておいた方が、一つ一つの 作品制作を楽しみながら行えるので、 納得のいく作品を制作する事を考えると、 著者の立場としてはこの位の数字が 妥当なのではないかなとも思います。
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